Day2
見知らぬ5人に声をかけて、かつアイコンタクトを成立させろというミッションをこなしてきた。
で、アイコンタクトには2種類あって、会話中に相手と目が合うこと、そして会話を始める前にアイコンタクトし接触をはかるというものだった。
結論から言って、前者は会話中に相手の目を見ていれば自然と相手もこちらに視線を向けてくれるので、特に難しいということはなかった。
問題は後者で、アイコンタクトをもって相手の興味をこちらに向けるというのが如何に難しいかということをただただ実感し、心が折れそうになってしまった。
だって、俺のことを知らない人に対して、その人の目をじーーーーっと見つめたりしてたら、俺不審者じゃん?
何だアイツ気味わりぃな!
って思われるのが大半じゃん?
普通に考えて。
今回実践して思ったのは、アイコンタクトを送る相手、時と場所は選ぶべきということ。慌ただしく作業をしていたり、こちら、つまりお客に対して気を払う必要のない場所や人に対して送っても、基本的にこっちに気づくことはないし、本気でやろうとしたら不審者になってしまうリスクの方が高い。
今回行ったのはセブン、サツドラ、ナムコ、リサイクルショップ、ダイソー、ファミマ、ツルハ。
最初のセブンでは、ホッターズの商品を興味深そうに見つめていたら、「何かお取りしましょうか?」と声をかけてきた。あとは普通に話しかけて、アイコンタクトをして、問題なく終わった。アイコンタクトのみで店員の注意を引くということは出来なかったし、何より「すいません」と一声かければいいだけなのに、それをせずこちらを凝視してくる人には普通、不信感しか抱かないよな、という結論だった。
そのほかの場所でも大体似たような感じ。店員の方を見つめていても、遠くで作業している人は作業しっぱなしでこちらに気づかない。近づいて凝視しようものならあまりにも不自然で、だったら声かけろよ、という状況になる。
思うにアイコンタクトで相手を呼び寄せるというのは、基本的に状況限定でしか不可能だと思われる。
それは例えば、
相手に対して近づけない状況
相手が忙しすぎない状況
相手がこちらに意識を向けている状況
こんなもんか。コンビニ、スーパー、それに準ずる店なら相手に近づける、基本何かの作業をしている、他にお客さんがいっぱいおり、こちらに対してだけ注意を払うということはない、という感じ。だから難しい。
飲食店かなんかだと、歩いているウェイターを視線と身体の動きで引きつけることはできるだろう。
昔スープカレーを買いに行ったときに、「ご注文が決まり次第お呼びください」みたいな感じで店員が厨房に引っ込んだとき、アイコンタクトだけで店員を呼び寄せたことがあった。今思えばなんで成果したのかというと、いつ注文が入るのかと、店員がこちらに意識を向けている状態だったからだと思う。こういう状況なら可能なんだろうけどなー、スーパーとかなんて、客なんていくらでもいるしこっちに意識を割いてる店員なんてまずいない。
まあアイコンタクトについては今後もトレーニングを積んでいくとして。
俺は「あなたは人に信用されない目をしている」とお客さんに指摘されるくらいにはどうも目つきが悪いらしい。だからアイコンタクト、というか表情の作り方についてはかなり意識を割いて行かなきゃいけない、課題な気がしている。
慈愛の瞳、相手を受け入れるという意思を秘めた目つきの作り方を練習していかなければ。
というか今思ったのは、アイコンタクト→接触 という流れは、客よりも店員の立場の方が確実にやりやすい気がする。何故なら、店員は客の様子を観察してニーズを察知して気の利いた対応をするべき(と自分では考える)だから。
だから(何かお困りですか?)という視線は自然と送りやすいし、見つめていても不自然じゃない。この前メガネを買いに行ったときも自分もそのように声をかけられたし。
与える側と求める側で視線の作り方は違うのかな〜。
1日2日で習得出来るようなもんではないね。昨日の声掛けにしてもそうだけど、日々意識を持ってやっていくしかない。成功は日常の延長線上にしかないのだ。
で今日のミッションは、大きく分けて二つある。自信を持って声を出す練習と、無差別に電話をかけて「オススメの映画」を3つ聞き出すことだ。
…一つ目は分かるとして二つ目は謎すぎる。ただの迷惑電話じゃないか。どうもこれは、話をやや強引にでも自分の持って行きたい方向に持っていく訓練らしい。こんなことやったことある人日本にいんのか?